本当には分からない

小さい頃やさしさに　接することが　なかった人は、
他人から拒否されるのを恐れ、自分という存在の許しを訴える。

しかし、それらの人は　拒否されることを恐れる
その必要は　ないのだ。


メランコリー親和型(うつ病前性格)って聞いたことありますか？

そのメランコリー親和型の人は、他人から拒否されることを…恐れて。
善意的な態度で振舞ってしまうんだそうです。

でも…けっこう、これと同じような間違いをしている人が案外と多いそうです。
つまり、他人からの拒否を恐れて自分の強さを相手に印象づけようとしたりするらしいです。
また、同じように他人から拒否されることを恐れて、逆に自分の弱さを印象づけようとする人もいる。

そうした人の考えなどの…いったい、どこが間違っているのかというと…
まず、自分の強さや弱さを印象づけようとするコトへの「動機」となっているということ…つまり、
それ自体が他人から拒否されることへの、恐れがあるってことなんだそうですね。でも、本当は…

そんなことに恐れを感じる必要なんて、なんにも…ないってことなんですよね。特に後者の…
自分の弱さを相手に印象づけるのは、自分は弱い人間なんだから…そんなに責めないでくれ。
自分は守られ、保護されるべき人間なのだと…訴えてるようなものなんだそうです。

でも、そうした人が自分で感じているほど…周りは責めたりなんか本当は、してないんですよね。
なんだろなぁ～人間って、小さい頃に責められていると…大人になっても。何か、いつも自分が
責められてるような気持ちになってしまうみたいですね。

たとえば…小さい頃に、親の手伝いをすると…ほめてもらえるのに。しないと怒られる…そんな、
感じで大人になった人は、自分が何もしてないと何だか怒られるような気持ちになってしまう。
だから、本当に疲れているのに…何もしないってコトを、責められる気がするのでムリをする。

けど…本当に疲れているから、ソレを訴えたとするでしょ…でも、その気持ちの奥には、それは
自分を責めないでくれ、自分が何もしなくても…ソレは疲れているのだから許してくれ…ってことを
訴えたい気持ちが…「心」の奥底には、あるんだってことなんですよね。

小さい頃に周囲からの、やさしさに…接することが少なかった人は、他人の善意とか。好意とか。
そうしたモノを…なかなか信じられないようになってしまうらしいです。そして、もっと問題なのは、
そうしたコト。つまり自分は本当には、人のやさしさってモノに接したことがないんだってこと自体、
気付いてないことが多いんだってことなんですね。

神経質気味の人は、自分が育ってきた過程において…少し足りないモノがあったんだってコトに、
なかなか意識して気付けないようになってしまってる場合が、多いんだそうです。

人って、やさしさに接して、そのやさしさに気付いてこそ…はじめて、自分はソレまで…そんなふうに
接してもらったことがなかったってコトに気付けるんですよね。だから、子供の頃に、そんなふうに
過ごしてきてる人は…自分が、いったいナニを経験してないかってコトにも、気付けずにいて…

そして、それに気付いてないってコト自体に、気付くことも…実は…とっても大変なことなんですね。
なぜなら、大人になってから愛されることや、やさしさに接したとしても。それが愛だと。やさしさだと
本当には…理解できない場合が多いからなんです。

カラダを通して実感できることであれば、子供の頃にそうした経験が無くても。大人になってソレを
経験できれば理解できるものなんです。たとえば…子供の頃に食べたコトがないモノを大人になり、
はじめて口にしたとしても。ソレが辛いいとか苦いとかって、ちゃんと解るでしょう。

でも「心」で感じるモノの場合は…なかなか、そぉ簡単には理解できなかったりするんですよね。
つまり…他人の、やさしさに接したとしても…本当の、やさしさを知らなければ…ソレを誤解したり。
その相手の真意を理解できなかったりしてしまうんです。

たとえ、味わっても…ソレまでに、自分がそうしたモノを味わってないってことに気付けないんです。
ソレは…自分と違うんだ！とかって…ふうに理解してしまうからなんですよね。

ソレまでの自分が知ってる範囲の中でしか、相手を理解できない。相手に対する価値観だとか…
枠組みみたいモノが固まってしまってる…そんな状態なんです。そして、その中でしか判断しない。
っていうか…できないんですよね。そして、コレはこうだ。アレは、こうなんだ！ってなふうに勝手に、
自分で位置づけてしまうんです。

でもね…わたしなんかでも、成人してから自分が霊媒体質に変わってしまったり…(苦笑)とかあるし。
(ーΩー )ウゥーンなんだろなぁ～今まで自分が理解してきてた範囲を超えるようなコトって、誰にでも
起き得るコトだって思いませんか？

だったとしたら…いままでの自分が知りえているコト以上の何かがあったとしても。ソレを自分にある、
価値観や知識や経験とかだけで、他人の言動を位置付けてしまうって…本当にソレでいいのでしょうか。
人の性格だって、そうでしょ…やさしい人もいれば。冷たい人だっている。顔がミンナ違ってるように…
性格も「心」も、経験も知識とかも、人によって違うんですよね。

自分が知らないからとか。経験してないからってコトで…決めてしまったり。判断してしまうと…
結局は…知るチャンスがあっても、何も気付けずに同じ繰り返しになってしまうかも知れないってこと。
チョッと意識して「心」のどこかに、持っていられるか。いられないかで…人生って変わると思います。